透析サマリー

片手でも;  私は、脳卒中で、片手・片足が不自由で 、人工透析を行っています。ぜひ、情報を共有していきましょう。茨城県 つくば市

血管拡張(PTA)

 シャントの発達が悪いときや、自分の血管に狭いところ(狭窄)があるときは、そのまま放置するとシャントが詰まってしまい、透析を行うことができなくなるおそれがあります。
このような時は、シャント造影をして、シャント付近やその中枢部の自分の静脈に著明な狭窄がある場合は、当院では血管の中にカテーテルを挿入し、バルーンをふくらませ、狭窄部を拡張する手術(PTA)を積極的に行っています。

手術といっても手術室で行うものではなく、放射線室でレントゲンの映像を見ながら行うもので、約30分から1時間程度で終了し、その後、引き続き普段の透析をしますので、通常では入院などの必要はありません。

PTAは静脈を内部からバルーンで押し拡げるものであり、短時間(約1分間)数回行いますが、ある程度の痛みを伴います。血管の損傷などの合併症を引き起こさないように十分に注意しながら行っています。
患者さんによってはPTA後にある一定の期間が経過すると再び血管の狭窄を起こすことがあり、定期的にこのPTAを行っています。