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片手でも;  私は、脳卒中で、片手・片足が不自由で 、人工透析を行っています。ぜひ、情報を共有していきましょう。茨城県 つくば市

  

血液検査データの見方

 1.腎機能
尿素窒素(BUN) 基準値 60~80mg/dL  自分の値 59.6(15.01.19)
たんぱく質のとりすぎて上昇し、足りないと異常に下がりすぎます。透析が不十分な場合にも上昇します。
クレアチニン(Cr)基準値 10~16mq/dL 自分の値 11.37(15.01.19)
透析量の目安となりますが、筋肉量が多い人ほど高く、体格による個人差が大きいです。
尿酸(Ua) 基準値 9mq/dL以下     自分の値 9.2(15.01.05)
痛風の原因となる物質です。きちんと透析しても高すぎる場合は、食事療法、薬物療法が必要です。
 2.電解質
カリウム(K) 基準値5.5mEq/L以下    自分の値 4.8(15.01.19)
7.5~8.0mEq/L以上では心臓が停止することがあり、大変危険です。果物、生野菜アーモンドなどを食べ過ぎると上昇します。
ナトリウム(Na) 基準値135~145mEq/L 自分の値 136(15.01.19) 
塩分をとりすぎると、のどが渇いて水分をとるので血液のナトリウム値は上昇しません。血糖値が高いと低い値を示すことがあります。
クロール(Cl) 基準値98~108mEq/L    自分の値 102(15.01.19)
通常、ナトリウムと同一の変化をしますが、血液が酸性にかたむくと上昇します。
 3.血液一般
ヘモグロビン(Hb) 基準値 10.0~11.0g/dL 自分の値 12.6(15.01.19)
赤血球に含まれる成分で、貧血の程度を示します。
ヘマトクリット(Ht) 基準値30~35%  自分の値 39.3(15.01.19)
ヘマトクリットは血液中における赤血球の占める割合(%)を表し、貧血の程度を表します。
赤血球数 基準値270万/mm2以上 自分の値 412(15.01.19)
貧血の程度を表します。
白血球数 基準値 5000~8500/m㎥ 自分の値 9700(15.01.19)
増加は主に感染数の存在を示します。
血小板数 基準値 12~28万/m㎥  自分の値 28.3(15.01.19)
減少すると出血しやすくなります。
好酸球 基準値 0~7%
アレルギーで増加することがあります。
4.血清脂質及びたんぱく
総コレステロール(T.C) 基準値 230mg/dL以下
動脈硬化の原因になるといわれています。食べ過ぎに注意しましょう。しかし、栄養状態が悪いと逆に低下することがあります。
コレステロールを多く含む食品:卵黄、レバー、イカ、ウナギなど
中性脂肪(T.G) 基準値 200mg/dL以下 自分の値 179(15.01.19)
動脈硬化と関係があるといわれています。糖分など甘い物のとりすぎに注意しましょう。
HDLコレステロール 基準値30mg/dL以上 自分の値 39(15.01.19)
動脈硬化を抑える作用があります。適切なカロリー摂取、糖分、脂肪のバランスが大切です。植物繊維の摂取も大切です。
アルブミン 基準値 4.0g/dL以上  
低栄養、肝障害などで低下します。
β2ミクログロブリン 基準値 20mg/L以下
アミロイド骨関節症の原因物質と考えられています。
5.骨
副甲状腺ホルモン 基準値 60~240pg/mL(Intact-PTH)
骨のカルシウムを血液の方へ移動させる作用があります。高すぎると、骨が弱くなったり、血液のカルシウム値が高くなりすぎたりします。
リン(P) 基準値 3.5~6.0mg/dL 自分の値 4.7(15.01.19)
血液中のリン値が高くなると、カルシウム値が低下し、骨折が起こりやすくなります。石灰分の異常沈着(局所性石灰化)も起こります。より良い目標として4.5mg/dL以下に保てると良いでしょう。
カルシウム 基準値 8.4~10.0mg/dL 自分の値 8.4(15.01.19)
高くなりすぎても危険です。筋の緊張低下、しびれ、イライラ感、精神錯乱、幻覚などが表れます。
アルミニウム(AL)基準値 10μg/L以上
骨軟化症を起こすことがあります。40μg/L以上はアルミニウム中毒の危険があります。
アルカリフォスファターゼ(ALP)基準値 80~260単位(JSCC法) 自分の値 190(15.01.05)
骨変化がある場合、検査値が上昇します。肝障害で肝細胞が壊れた場合にも上昇します。
6.肝機能検査
AST 基準値 33単位以下 自分の値 20(15.01.05)
肝障害で肝細胞が壊れると。検査値が上昇します。
ALT 基準値 35単位以下 自分の値 37(15.01.05)
肝障害で幹細胞が壊れると。検査値が上昇します。
アルカリフォスファクターゼ 基準値 80~260単位(JSCC法) 自分の値 190(15.01.05)
肝障害で幹細胞が壊れると。検査値が上昇します。骨変化がある場合にも上昇します。
γーGTP 基準値 40単位以下 自分の値 124(15.01.19)
アルコール性肝障害の目安です。
7.その他
フェリチン 基準値 100~150ng/mL
貧血の原因として鉄不足がないかをチェックする目的で検査します。フェリチンは、貯蔵鉄が十分かどうかを表します。
心胸比(CTR)基準値 男性50%以下 女性 55%以下
肝水分過剰で大きくなります。
                             「透析を受けられる患者さんへ 監修:桃仁会病院」参照